Introduction：
静けさに包まれたホテルの一室。シャワーの音が止むと、湿った空気がゆっくりと広がっていく。湯気の中から一歩外へ出た瞬間、目の前に広がったのは、白いシーツを丁寧に整える一人のメイドの姿だった。昨夜から何度も交わった視線。互いの意識が絡まり合っているのは、明らかだった。彼女の動きは淡々としていながら、どこか柔らかく、官能的な揺らぎを含んでいた。ふとした仕草で、スカートの奥に隠された純白のレースが覗き、俺の呼吸が浅くなる。「……。」気づいている。こちらの視線に。だが彼女は何も言わず、ただ手元の仕事を続ける。その耳の先が、じんわりと紅に染まっていた。ゆっくりと、俺は背後から彼女に近づき、その華奢な肩を抱き寄せた。驚いたように肩が震えるが、逃げる気配はない。「……やっぱり、俺と気が合っていたんだな。」背中越しに伝わる体温。繊細な震えと、抗わぬ吐息。指先が彼女の胸元に辿りつき、柔らかな感触を確かめるようにそっと握りしめた。薄布越しに伝わる鼓動。彼女の手はまだシーツの上、けれど指がわずかに沈んでいる。すぐそばで、彼女の香りが鼻先をかすめる。石鹸と、ほんのり甘い体温の香り。そは触れてはならない存在。けれど、もう俺の理性はとっくに境界を超えていた。胸元から、腰、そして指先はゆっくりと、彼女の太ももへと滑り込む。スカートの中に忍び込んだ手が、熱を帯びた肌をなぞる。彼女の足が震え、息が跳ねる。だが、拒む気配はない。「……いい？」小さくうなずいたその瞬間、俺は彼女の下着に指をかけ、ゆっくりとその純白を滑らせていった…。
